どうも、ゴローです!
冬にバイクに乗る時って手が冷えて、小指が千切れてしまうんちゃうかってぐらい痛くなって来ますよね。
寒さ対策で分厚いグローブをしたり、厚めのインナーグローブを着けたりしても、結局手かじかんでブレーキやクラッチ操作が上手く出来ないなんて事もあって危ないですよね。
今回はそんな悩みを持っていた僕が、実際に電熱グローブを買ってみて、いかに快適に乗れる様になったかを皆さんにお伝えしていこうと思います。
電熱グローブってそんなに暖かいの?
これはもう「本当にめちゃくちゃ暖かい」です。
もちろん商品によって暖かさは違うと思いますが、今回は僕が買ったグローブの効果をもとに話をしていきます。
現在使用している電熱グローブ
僕が2年間使用している電熱グローブは
TAICHI e-HEAT アームドショートグローブ RST641という商品で、おそらく現在はもう取り扱いはされていないと思います。
購入した当時の値段は、電熱グローブ本体が15,800円でした。
電熱グローブの電源の取り方について
電熱グローブの電源の取り方については、主に2種類あります。
- バイクのバッテリーから直接電源を取る「バッ直」と呼ばれる取り方。
- 専用のモバイルバッテリーから電源を取る
基本的にはこの2つの電源の取り方があって、他にも元々ある配線を分岐させて電源を取る方法や、シガーソケットから電源を取る方法などもありますが、今回は簡単なこの2つの方法について紹介します。
ちなみに僕はバッ直で、電熱ジャケットと電熱グローブを使用しています。
どっちを買えば良いのか
この後に、それぞれのデメリット・デメリットを紹介しますが、先にどっちの電源の取り方が自分に合っているか想像しやすい様に、どんな人に向いているかを書いておくと
バッ直の方が合う人 | バッテリー式の方が合う人 |
ロングツーリングが多い人 充電などが面倒な人 手首周りに物を付けるのが苦手な人 | ショートツーリングが多い人 通勤・通学などで短い距離を走る人 配達などの仕事で乗り降りの頻度が高い人 |
この様な感じで、自分がどの様に使用するのか想像しながらメリット・デメリットを読んでもらえれば、より想像しやすいと思います。
それぞれのメリット・デメリット
次に、僕の使っている電熱グローブの場合バッテリーから直接電源をとる場合のメリット・デメリット
モバイルバッテリーから電源を取る場合のメリット・デメリットを紹介します。
バッ直 | モバイルバッテリー | |
メリット | バッテリー残量を気にせず使える バッテリーが邪魔にならない 同じメーカーの電熱ジャケットなどと繋げて使用できる バッテリーと充電器を買うより安く済む | 配線作業がいらない バイクを降りる時コードを外す手間がない バイクを降りた後でも使える |
デメリット | 配線する必要がある 乗る時にコードを繋ぐ必要がある 降りる時にコードを抜く必要がある | かかる金額が大きくなる バッテリー残量を気にする必要がある バッテリーが邪魔になる ジャケットを使う場合ジャケット用にもバッテリーを買う必要がある |
バッ直のメリット・デメリットについて
まずバッ直のメリットについて見ていきます。
バッテリー残量を気にせず使える
これは本当に大きいと感じていて、僕の場合10時間ほど走る事が多いのですが
帰りはもっと寒いだろうから、今はちょっと我慢しよう…
なんて考えずに快適な温度でずっと使用する事が出来ます。
バッテリーが邪魔にならない
モバイルバッテリーを使用する場合、両手に1個ずつバッテリーを繋ぐ事になります。
その場合ほとんどのグローブが、グローブの手首付近についているポケットにバッテリーを収納する事になるので、手首が動かしにくかったり、ごわつきます。
同じメーカーのジャケットなどと繋げて使用する事ができる
これは、TAICHIの電熱グローブなら、TAICHIの電熱ジャケット
コミネの電熱グローブならコミネの電熱ジャケットや、電熱タイツと接続して使用できます。
バイクのバッテリーからジャケットに繋ぎ、ジャケットからグローブとタイツに接続できるという事です。
なので後から電熱ジャケットなどを追加しようと思った場合、また別途バッテリーを購入する必要がないのは助かりますよね。
バッテリーと充電器を買うより安く済む
これはそのままの意味で、バッテリーと電熱グローブを接続するケーブルは約6,000円ですが
モバイルバッテリーと充電器のセットは約14,000円するので、8,000円ほど安く使用し始めれます。
TAICHIの場合はグローブは両手に1個ずつ、ジャケットは2個バッテリーを使用するので、合計4個必要になります。
次は、バッ直のデメリットを見てみましょう。
配線する必要がある
バッ直を選ぶか迷っている人は、基本的にこの作業が不安な人ではないでしょうか?
バッテリー触るのって怖いですよね。
僕もこの理由で迷ったんですが、いざやってみるとネジ2本を外してまた締めるだけだったので
バッテリーからネジを外す順番、締める順番さえ注意すれば、すごく簡単です。
乗る時にコードを繋ぐ必要がある
これは当たり前やんと思うかもしれませんが、やはり面倒です。
出発する時に、バッテリーからジャケットに繋ぎ、ジャケットからグローブに繋ぐ必要があります。
ジャケットがなくても、バッテリーから電熱グローブに届く様にする延長コードを繋ぐので、同じく3箇所接続する必要があります。
これが食事休憩、トイレ休憩、どんなに小さな休憩であろうと必ず必要になります。
降りる時にコードを抜く必要がある
これも当たり前やんと思うかもしれませんが、想像してみてください
寒い中バイクで走行中、トイレに行きたい!
そう思ったあなたは急いでトイレを探します
やっとみつけた!はやく!!急げ!!!
バイクを停車し、グローブを2つ外しコードを2本抜く
ヘルメットを脱ぎ、ジャケットのコードを抜く
めちゃくちゃ行程数が多くないですか?
そしてトイレから戻ったらまた全て繋ぐんです…
これはトイレに急ぐという例ですが、急いでても急いでなくても、やはりバイクから離れる際の工程数は多くなってしまいます。
モバイルバッテリーのメリット・デメリット
ここからはモバイルバッテリーのメリット・デメリットを考えていきたいと思います。
僕自身はモバイルバッテリーで使用した事は無いのですが、公式で紹介されているメリットやデメリットも紹介したいと思います。
配線作業がいらない
モバイルバッテリーで使用する場合は、バッテリーから電源を取る必要がないので配線作業をする必要がありません。
なのでシート下に全然スペースがない場合や、バッテリーを触るのがどうしても怖い場合はモバイルバッテリーから電源をとるのがオススメです。
バイクを降りる時コードを外す手間がない
これは結構大きなメリットだと思います。
電熱グローブなのに、他のグローブとほぼ同じ感覚で着脱できるのは僕が想像する以上にストレスフリーなんだろうなと思います。
普段通りグローブを装着して、ボタンを押せば電源が入ってそのまま使用できるのは快適に違いないだろうなと思います。
バイクを降りた後でも使える
バイクを降りてすこし休憩したり散策する場合や、極端な話バイクに乗る時以外でも使えるのも、便利だろうなと思います。
手は動かしにくいですが、普通の手袋とは比べ物にならないほど暖かいので、バイクを降りてから特に手を使って何かしないのであれば暖かく過ごせるのは良いなと思います。
次はモバイルバッテリーのデメリットを見てみましょう。
かかる金額が大きくなる
電熱グローブをモバイルバッテリーで動かす場合は
電熱グローブ + モバイルバッテリー + バッテリーの充電器
この3つを購入する必要があります。
TAICHIのモバイルバッテリーと充電器はセット売りされてますが、それだけで約14,000円するのでグローブと合わせると約30,000円以上はかかる事になります。
さらにジャケットを購入して、ジャケットに必要なバッテリーをもうワンセット買うとしたら、バッテリーと充電器だけで28,000円かかる事になるので、やはりかかるお金はかなり大きくなってしまいます。
バッテリー残量を気にする必要がある
バッ直の場合バイクを走らせているとバッテリー切れの心配はありません。
しかしモバイルバッテリーの場合は、当然ですが電池の残量を気にする必要が出て来ます。
こちらはTAICHIの公式が紹介しているe-HEATシリーズのおおよその持続時間です。
見ての通り、ノーマルモードで使用した場合で約4時間30分
この時間が短いと感じるか十分と感じるかは、人それぞれだとは思います。
ご自身がどの様に使うのか想像してみてください。
平日に仕事で往復1時間ちょい使うだけなら3日に1回充電すれば十分でしょう。
ですが休日にツーリングに行く事は無いですか?
ツーリングの時はエコノミーで節約したり、つけずに我慢すれば1日持つかもしれませんが、帰りの日が落ちて来て一番寒い時にバッテリーが切れるなんて事もあるかもしれません。
そもそもバッテリー充電してくるの忘れた!なんて事もあるかもしれないです。
それぞれの乗り方でデメリットとなるかは違いますが、やはりバッテリー切れという自体がある事はデメリットの1つです。
バッテリーが邪魔になる
これはモバイルバッテリー式の場合、基本的にグローブの手首あたりにポケットが付いていて、そこにバッテリーを収納する事になります。
なのでウェアの厚さなどによっては、手首を動かす際にかなり邪魔になってくると思います。
だたでさえ冬用のグローブなどは分厚くて手が動かしにくいので、出来れば手の周りはスッキリさせたいですよね。
ジャケットを使う場合ジャケット用にバッテリーを買う必要がある
こちらは上でも少し書いたのですが、グローブとは別にジャケット用にもバッテリーを買う必要があります。
バッ直だとコードを繋ぐだけでジャケットとグローブに給電できますが、モバイルバッテリーの場合はグローブに2個、ジャケットにも2個の合計4つのバッテリーが必要になります。
その分値段も高くなりますし、充電の手間も増えてしまいます。
終わりに
今回は、バッ直とモバイルバッテリー式のメリット・デメリットを紹介してきました。
自分が普段どの様にバイクに乗っているか、これからどの様にバイクに乗って行きたいかや、かかる費用なども想像して自分に合った物を購入して下さいね!
コメント