- この記事は「GoPro」だけではなく、DJIの「Osmo action」シリーズや、Insta360の「ACE Pro」シリーズなど他のアクションカメラも同じ方法で取り付けできるので、心配せずに読んでいただけます。
どうも、モトカメぶろぐの たか です!
モトブログの始め方、今回は「アクションカメラのマウント取り付け方法」について解説したいと思います。
みなさんはきっと、モトブログ始めてみたいなぁとか
ツーリングの思い出を映像として残したいなぁ
でも、アクションカメラってどこにどう付ければ良いんだ?
両面テープをヘルメットに貼るのって、ちょっと抵抗あるよなぁ
決して安くはないヘルメット、買ったばかりだとなおさら不安になりますよね。
そんな人に向けてこの記事では
- マウントをヘルメットに直接貼り付ける方法
- 両面テープ無しでアクションカメラを取り付ける方法
- 両面テープを剥がす方法
を紹介していきます。
GoProなどのアクションカメラを取り付けるためには、取り付けたい場所やその近辺に「ベースマウント」という物を強力な両面テープで貼り付けるのが一般的です。
両面テープなので貼り付けはとても簡単で、接着力は強力ですが1度貼ったらもう二度と取れないという訳ではありません。
他にもテープを使わないマウントも有りますので、安心してください。
先に書いておきますと、両面テープ剥がし方はGoProの公式サイトにも書いてますが、ドライヤーなどで接着面を温めるだけで剥がせます。
温めずに剥がすのは非推奨。
剥がす際は表面のコーティングなどを傷つけない様に慎重に剥がしましょう。
ヘルメットの材質によっては綺麗に剝がれるかの保証は出来ないですが、僕自身の経験としてマットブラックのヘルメットや、バイクのカウルからは綺麗に剥がせました。
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マウントをヘルメットに直接貼り付ける方法
まずはヘルメットにマウントを直接貼り付ける方法から紹介していきます。
まずはどんな映像を撮りたいか思い浮かべる
まずは自分が撮りたい映像を思い浮かべてみてください。
- 自分がバイクに乗ってるような、ライダーと同じ視点で撮りたい
- 自分はちょっと人と変えて、もうちょっと俯瞰的な映像が撮りたい
他にも色んな考えの人が居るかもしれませんが
おそらくほとんどの人が、ライダーと同じような視点の映像を撮りたいと思ったのではないでしょうか?
YouTubeやSNSで見かける映像で一番多い取り付け方としては、ライダーと同じような視点の映像が撮れる「あごマウント」です。
「チンマウント」とも言われています。
俯瞰的な映像を撮りたいのであれば、「ちょんまげマウント」といわれるヘルメットのトップ部分に取り付ける方法や、自撮り棒の様な伸ばせるタイプのマウントがおすすめです。
どんな映像が撮りたいか決まったら貼り付ける位置を決めよう
取り付けたい場所が決まったらさっそく取り付けて行きたいところですが
まず、この点には気を付けてください。
- ベースマウントには、平面用と曲面用の2種類あるのでヘルメットには曲面用を使用する
- 位置を探す際はベースマウントとヘルメットの間に隙間が出来ない位置を探す
- アームが長くなるほどテコの原理で重さを感じやすくなり、剥がれるリスクが高くなる
- カメラの中心と、レンズの中心は別
- 外部マイクなどの配線のスペースの事も頭に入れておく

あごマウントの取り付け方
あごマウントを取り付ける場合はパターンが2つあります
- あご正面にそのままカメラを取り付ける方法
- アームで正面に持ってくる方法
この2つのパターンによって取り付ける位置などが変わってくるので、それぞれを説明します。
1.あご正面にそのままカメラを取り付ける方法


- 見た目がスッキリする
- 重さを感じにくい
この2つのメリットはとても単純ですが、重さを感じにくい点は大きなメリットです。
手で持つには軽いカメラですが、ヘルメットに取り付けると長時間前に倒れる頭を支える事になるので首への負担は侮れません。
しかし直接取り付けた場合はベースマウントと殆ど離れないので、首への負担をかなり小さくする事が出来ます。

僕の使用しているこのマウントは、中央のベース・左右アームの3パーツで構成されており、左右のアームが少しだけ開閉できますが、SHOEI-Z8では完全に密着させる事が出来ませんでした。
ですが、それぞれのパーツに粘着テープが付いているので、これでも意外としっかり貼り付いています。

このベースにGoProを取り付ける場合のパーツはこんな感じですが、この組み合わせだとレンズは少し左にズレるので気になる方は注意が必要です。(アクションカメラは画角が広いので、ちゃんと正面を向いていればこれぐらいのズレは気にしなくても大丈夫です。)

画像に写っているのは旧モデルで、ヘルメットの形状に合わせて、ある程度テープ部分を曲げられるものが出ていたので、最近購入しましたが、まだ付け替えていないので使用感は改めて追記予定です。
記事内に写っている旧モデル:
▶MotoRadds バイクヘルメット顎マウント を見る
形状を変えられる新モデル:
▶MotoRadds FLEX Slim ヘルメット 顎マウント を見る
2.アームを使って正面に取り付ける方法


この方法は、ジェットヘルメットや口周りにギミックがあって取り付けられない場合におすすめです。
上の写真ではカメラの位置が少しずれたようになっていますが、レンズの位置を中央に持って来たかったためこの位置にしました。
- この取り付け方法のデメリットとしては、重心が離れれば離れるほど、テコの原理で首への負担が大きくなっていく所なので、なるべくパーツを少なくして、ヘルメットから離しすぎない様にした方がいいです。
取り付け手順はこんな感じになります。
- シールドの開閉やギミックの操作に邪魔にならない場所を探す
- 更にベースマウントがぴったりと貼り付けられる場所を探す
ベースマウントがぴったりと貼り付けられる位置を探しましょう。
微調整は後から出来るので、この時に実際にアームやカメラを組み立ててベースに取り付けた状態でやると、位置決めがかなり楽です。
ベースマウントがヘルメットにピッタリと張り付くのが最優先です
自分の取り付けたいアームの長さを想像しながら自分の探しやすい方法で探してみましょう。
僕のこの取り付けのパーツ構成はこんな感じです。

この構成だとアームで前後の調整や、L形のパーツでもさらに前後の出方の調節ができます。
僕の使っているアーム部分はこちら:
▶Goliton® Gopro エクステンションアーム ブラックを見る
90度方向を変えるパーツはこちら:
▶90度方向アダプタ エルボーマウント
僕が使っているものは上記のものになりますが、関連商品から色々みてみるのも楽しいですし、そこまで高い物でもないので、色々買って組み合わせて自分だけの組み合わせを見つけてみてください。
あご以外の取り付け位置の場合
サイドマウントや、ちょんまげマウントの場合は簡単です。
ベースマウントにカメラを取り付けてから、カメラのモニターや、アプリがあればプレビューを見ながら位置を調節しましょう。
位置を決めたらマウントを貼り付ける
ベースマウントを貼り付ける位置を決めたらその周辺を綺麗にしましょう。
油分などの汚れが残っていると粘着力が弱くなり剥がれ落ちてしまう事にも繋がりますので、ヘルメットクリーナーなどで必ず綺麗にしてください。
掃除が終わったら、いよいよ貼り付ける時が来ました…
緊張の一瞬です…
なんて事は全然無いので、ベースマウントを貼り付ける位置や角度に合わせてマスキングテープなどを使って印をつけておきましょう。
こうする事で、このテープに沿ってベースマウントを貼り付けるだけで誰でも失敗知らずです。
出来れば貼ってすぐにカメラを取り付けて走りに行くのはやめておいた方が良いと思います。
一応手順をリストにしておきます。
- ベースマウントを貼り付ける位置をクリーナーで綺麗にする
- ベースマウントに沿ってマスキングテープなどで印をつける
- テープに沿ってベースマウントを貼り付ける
マウントを貼り付けたらカメラを取り付けるだけ
しっかりベースマウントが張り付いたら、用意しておいたアームを繋げて配線などのスペースを確保しながら動かないよう固定していきましょう。
一番大事な角度調整
しっかりと固定して、配線マイクなどの配線が終わったら、映像を残すのに一番大事な角度調整です。
これがちゃんと出来てないとタンクだけが撮れてたり、空ばっかり映ってるなんて事もあるかもしれません
おすすめの手順としては
- カメラを取り付けたヘルメットをかぶる
- それぞれのアクションカメラの専用アプリからプレビュー機能を起動する
- ざっくりで良いので、大体の角度を決めて固定する
- 実際にバイクで録画しながら走ってみる
- 自分のライディングポジションに合わせて微調整をする
こんな感じでやればすぐに終わるので、実際にツーリングで使う前に一回調整で走る事をオススメします。
ちなみにですが、一度位置を決めた後はカメラの取り外しの部分以外のねじを動かす事はほぼ無くなると思うので、Amazon等で売っている5mmのボルトを使って固定するとさらに見た目がスッキリするのでオススメです。
黒で統一するのも良いですが、ステンレスやチタン製を買ってサビ対策をしつつ、ちょっとだけ高級感が出ます。
ベースマウントを剥がしたい時
最初にも書きましたが、もし失敗したり位置を変えたくてベースマウントを剥がしたい時は、ドライヤーなどで粘着面をしっかりと温めながらゆっくりと剥がすと綺麗に剥がす事が出来ます。
- ベースマウントは、一度剥がしたものは使わないでください。
- もし走行中に剥がれ落ちた場合、カメラやデータを破損・紛失すると悲しいですし、後続車にとっても大変危険なので新しい物を使いましょう。
貼り替えや、複数のヘルメットに貼る場合、予備などで持っておくと安心です:
▶ GoPro 純正アクセサリ ベースマウント
Amazonが品切れだった場合は公式サイトで買えます:
▶ GoPro公式サイトを見る
他にも安いベースマウントはいっぱいありますが、僕個人の意見としては、純正を買った方がいいと思っています。
理由としては大事なアクションカメラを支える土台だからです。
絶対に剥がれない保証なんてどのベースマウントでも無いので、確実に落とさない方法としてはストラップの同時使用が一番ですが、やはり純正は製品の精度もいいので着脱のしやすさがかなり良いです。
何よりやっぱり純正品ってだけで安心感がありますよね。
粘着シール以外のベースマウントの取り付け方法
シールをどうしても貼り付けたくない方の選択肢としてあるのが
- フルフェイスの顎部分にとりつけるベルトタイプのマウント
- バイク本体にはさみ込んで取り付けるマウント
- 首からぶら下げるマウント
- 胴体に取り付けるマウント
他にも色々な種類が出てきてる様ですが、だいたいの選択肢としてはこれぐらいになると思います。
フルフェイスに取り付けられるベルトタイプのマウント
このマウントはフルフェイスのみの取り付け方法になります。
ヘルメットの首元とシールドの部分にベルトを通して固定するタイプのマウントなので、ヘルメットにシールを貼らずに顎マウントが出来る優れものです。
僕は使った事がないので、あくまでも僕の想像での話になってしまいますが
モトブログとしては大きなデメリットがあると思っています。
それは
- シールドがしまり切らない
- ブレスガードがつけられない
ベルトを回しているので物理的にもシールドが完全に閉まりきらない、という事は風がどうしても入ってくるので風切り音の問題も出てくると思いますし、呼吸だけならまだしも、喋りながら撮るとブレスガード無しではシールドが曇ってしまうかもしれません。
仮にブレスガードをつけていても、ベルトで締め付けるのでシールドのパッキン部分も同様ですが変形してしまうのは避けられないと思います。
このタイプは使った事がないので、なんとも言えませんが一応どういうものか気になった方はどうぞ
このタイプは使った事がないので、なんとも言えませんが一応どういうものか気になった方はどうぞ:
▶ ベルト式ヘルメット顎マウントを見る
バイク本体にはさみ込んで取り付けるマウント(クランプ式マウント)
こちらのマウントも、YouTubeなどでモトブログを見ている方ならピンとくるのではないでしょうか?
モトブロガーの方がバイクに跨っている自分を撮っているのは殆どがこのタイプのマウントだと思います。
僕の場合も、あごマウントで前方を撮り、ミラーにはさみ込み式のマウントをつけて360度カメラで自撮りアングルも撮っています。
もちろんカメラの向きを変える事で前方も撮れますし、僕みたいに360度カメラを取り付けると、自撮りも風景も好きなアングルで切り取れるので便利です。(編集は大変です。笑)
僕は、Insta360 ONE X2を買った時についてきた物と、こちらを使っています:
▶ パイプクランプマウントを見る
首からぶら下げるマウント(ネックマウント)
次はネックレスの様に首からぶら下げるマウントです。
このマウントはシールを貼りたくないし、挟み込める場所もない方や、レンタルバイクとかで撮るのにも良いかもしれません。
ただしバイクで走ってる映像を撮るという前提で言えば、僕としてはオススメしません。
なぜオススメしないかというと
- カメラ自体が、跳ねる事にとても弱いから
アクションカメラには強力な手ぶれ補正があります。
ですが、あれはブレに対しての補正があるだけで、バイクが舗装とか段差によって跳ねた時にカメラも反動で跳ねると、ブレではなくカメラの向き自体が上に向くので、画角が完全に変わっちゃうんですよね。
なので、かなり見づらい映像になると思いますし、最近は結構ずっしりとした跳ねにくいものもありますが、やはり完全に固定されるマウントをオススメします。
今回はバイクに乗ってる前提での話をしていますが、両手が空くので歩き撮りとかの時はめちゃくちゃ便利です。
僕が使ってるのはこちらのネックマウント:
▶ ネックレスマウント POVマウントを見る
このネックマウントはシリコン製でワンタッチで輪っかを開くことが出来ます。
少し重さがあり、形をある程度つくる事ができるので自分の体にそった曲線にすると、跳ねをかなり抑える事ができます。
それに、シリコンなので肌触りが良く、プラスチックなどのものより痛くなりにくいのでオススメです。
胴体にとりつけるマウント(チェストマウント)
最後に胴体に取り付ける方法です。
こちらのマウントはベルトで胴体にしっかりと固定するので、先ほど紹介したネックマウントよりは揺れにも強く、安定した映像が撮れると思います。
僕は使ったことがないので、使用感はお伝えできませんが、画角はかなり低くなるとは思いますし、他の人とはまた一味違った映像になると思うので、欲しいなとは思いつつ、まだ手を出せていないです。
一応チェストマウントがどういうものか気になった方はどうぞ
GoPro公式のチェストマウント:
▶ GoPro(ゴープロ) チェストマウントを見る
最後に
色々と紹介すると、とても長くなってしまいましたが最後まで読んでみて自分が使いたいマウントが決まりましたか?
粘着式のものは安全のため再使用はやめておくべきですが
- はさみ込んで使うマウント(クランプ式)
- 首からぶらさげて使うマウント(ネックマウント)
- 胴体にとりつけるマウント(チェストマウント)
この3つは1度買えば壊れるまで使い倒すことが出来ますし、気になる物があれば実際に買ってみて使ってみる事をオススメします。
僕もネックマウントや、クランプ式マウントは2つずつ持ってますし、最近は色々なタイプのマウントがあるので、色々買って試すのも楽しみの一つかなと思います。
というわけで、すごく長くなってしまいましたが実際は位置を決めて貼り付けるだけですし、カメラさえ取り付けることが出来れば、一気にモトブロガーっぽくなってワクワクしてきますね!
ぜひ、自分の理想のカメラポジションを見つけて、最高の映像を残してみてください!
これからも皆さんに分かりやすい情報を伝えられるように頑張ります!
それでは楽しいモトブログライフを!
コメント
コメント一覧 (2件)
初めまして。2018年製Ninja1000(Z1000SX)に乗っています。自分もブログをやろうと思っていますので、とても参考になりました。ヘルメット以外にバイクにもマウントされていますか?今後もためになる記事をお願いします。
初めまして
お返事大変遅くなり申し訳ございません。
コメントありがとうございます
おぉー!2本出しマフラーの格好いいNinjaですね!
お役に立てた様で、すごく嬉しいです!
ブログも始められるんですか?
僕は、走行中に景色を見てキョロキョロするのは怖いので、ミラーのステー部分にボールマウントを取り付けて、そこに360°カメラを取り付けしています
これだとバイクに乗っている自分含めて、360度の景色を好きな画角で後からじっくり見返して切り抜けます
たまにタンデムシート横から、自撮り棒を伸ばして高い場所に360°カメラを設置して走ってみたりして
景色全体と、バイクで自分が走ってる姿も後ろから撮れるのでまた違った映像になっておもしろいです!
全然更新していませんでしたが、誰か一人にでもお役に立ている事が分かって、本当に嬉しいです。
コメントして下さって、本当にありがとうございます!